家系を護る田分けブログ
「相続対策は家が滅べば意味が無い、家系・先祖・子孫を護ることが最優先である」

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2013.03.01更新

★家系を存続させる相続対策の基本的考え方。
   「家よりも個人だ」という現代社会が、なぜ個人主義が進めば進むほど人々の疎外感が満ちあふれ、鬱病が増えるか。心の拠り所がなくなっているから、魂のふる里が無くなっているからです。
これ以上相続問題で親子兄弟がバラバラになることで不幸を作りたくない思いです。

1.相続とは代々の家系を承継することであり、財産の承継だけではない。
 最近の相続と言えば「財産をどうするか」のお金に関することが殆どのようです。
どの財産を誰にどのように分けたら争いがなくなるかと言った、遺産分割のハウツーばかり目立ちますが、本来はどうしたら自分の生まれた家が、代々残っていくか、どうすれば家を守っていけるのかを考えての相続なのですが、残念ながら財産の分捕り合戦になってきています。

2.人間個人の幸せは家庭の安定と先祖の歴史の承継が最重要である。
 何で個人個人自由に生きているのに、こんなにも心が荒んできているのか、鬱病が益々増え、子供達の心は荒れ、登校拒否や引きこもりが増加し、結婚しない若者が増えているのか。
相続問題で先祖を捨てると心は根無し草になる、自分探しは先祖探しです。

3.相続対策を財産対策とすれば、心が忘れ次の代まで家はもたない。
 相続対策を節税や分割対策だけにするから喧嘩になるのです。自分の生まれ育った家族や兄弟と喧嘩し、財産だけを貰って心の根無し草になった親に育てられた子供達は心の安定があるのでしようか。自分が兄弟喧嘩して、もう実家に帰れなかったり、妹や弟、甥姪を実家に呼べなくなった兄弟は一体どうなるのでしようか。心を忘れた相続をすれば次の代自分の子供達はどうなるのでしようか。

4.相続は子供は均等とする日本の戦後改正の民法は家を潰す。
 殆どの人は「法定相続割合」で財産分割をすると民法で決まっていると思っています。法定相続割合は兄弟は均等です。これで兄弟喧嘩が始まるのです。兄弟平等は一見良いように思えますが、これがくせ者です。戦後の民法で決められた「法定相続割合」で家が潰され兄弟がバラバラになっているのです。本当は「法定相続割合」は「分割の基準」ではないのです。

5.財産は小分けにすると無くなる。「田分け」とは分散の戒めである。
 分散しないことは家を継ぐ者が相当割合を相続すると言うことです。では他の兄弟はどうなるか。兄弟均等が相続の権利だと思っている現代人では当然不公平と思います。
なぜ不公平よりも家系の存続を優先させるのかは、真剣に考え子供達に伝えなければなりません。

6.財産よりも、地縁血縁、先祖の恩の継承を伝えること。
 残念ながら先祖の恩なんて忘れています。それを伝えることが出来る親の方が少ないのが現実です。
しかしこのままでは日本の社会が続きません。社会に守られていると思う人の方が少ない現代では、親の恩、親戚縁者や先祖の話すら出来ませんが、生かされていることを再考すべきです。

7.相続人の生き方次第では家が潰れる、家を潰さない生き方を承継させる。
 家が潰れること、兄弟がバラバラになることは不幸です。お金では買えない心の安定や帰るところがある安心感をもう一度考え直しては如何ですか。本当の幸せは何ですか。

投稿者: 税理士法人あけぼの

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