★日経ビジネスの特集「庶民が相続税を払う日」
「骨肉の争いが我が家に来る」
一般庶民は相続税は関係ないと思っていたが、税制改正で大変な時代になってきた。
◎税制改正の概要
・相続税の対象者は5割増になる。
・基本の基礎控除額が5000万円から3000万円に減少
・一人当たりの控除が1000万円から 600万円に減少
・最高税率が 50%から55%に上昇
基礎控除が40%も減少しているので、課税される相続が
格段に増加してきます。
今まで他人事たったのが、これからは自分の事になります。
◎「ウチは関係ない」の罠
・「親の財産は持ち家だけだから大丈夫」
家が首都圏や地価が高い地域にある場合、配偶者がない場合、相続人が持ち家を持っている場合、一人っ子である場合などは、基礎控除や配偶者控除が使えず、また小規模宅地の特例を使えなかったりした場合には、相続税がかかる場合があります。
・「兄弟仲が良いから大丈夫もめない」
子供達が家庭を持ち、その家庭環境が大きな差がある場合には、大丈夫と言えない。
また相続人の配偶者がどんな人かで、遺産分割の要求が変わってきます。相続人の影に隠れているその配偶者、これが結構問題になります。直接には遺産分割協議に参加しませんが、俗に言う「入れ知恵」がジワリジワリと欲望を拡大してきます。
・「もめるほどカネがないから大丈夫」
最高裁判所の発表の遺産分割事件等の統計データ集を見ますと、なんと財産1000万円以下で
29%、5000万円以下で44%、合計で73%も争いがあるのです。
金持ちの方が喧嘩をしていないのです。
【表15】遺産分割事件の財産額(平成19年)
総数 1千万円以下 5千万円以下 1億円以下
7,013件 2,044件 3,083件 1,000件
(100.0%) (29.1%) (44.0%) (14.3%)
5億円以下 5億円を超 金額不明
537件 41件 308件
(7.7%) (0.6%) (4.4%)
※ ( )内は,総数を100とした指数である。
・「既に話が付いているから大丈夫」
話だけでは安心できない、人間は目先の欲望に弱いものです。遺言書が安心です。
ARTICLE
SEARCH
ARCHIVE
- 2019年11月 (2)
- 2019年10月 (13)
- 2019年09月 (3)
- 2019年08月 (3)
- 2019年07月 (8)
- 2019年04月 (6)
- 2019年03月 (5)
- 2018年10月 (2)
- 2018年09月 (7)
- 2018年08月 (11)
- 2018年07月 (6)
- 2018年06月 (13)
- 2018年05月 (5)
- 2018年02月 (14)
- 2018年01月 (7)
- 2017年12月 (16)
- 2017年11月 (1)
- 2017年10月 (13)
- 2017年09月 (19)
- 2017年08月 (17)
- 2017年07月 (36)
- 2015年07月 (3)
- 2015年06月 (5)
- 2015年05月 (4)
- 2015年04月 (3)
- 2015年03月 (5)
- 2015年02月 (3)
- 2015年01月 (2)
- 2014年12月 (2)
- 2014年11月 (5)
- 2014年10月 (5)
- 2014年09月 (4)
- 2014年07月 (3)
- 2014年06月 (4)
- 2014年03月 (1)
- 2014年02月 (4)
- 2014年01月 (3)
- 2013年12月 (3)
- 2013年11月 (5)
- 2013年10月 (5)
- 2013年09月 (7)
- 2013年08月 (6)
- 2013年07月 (7)
- 2013年06月 (4)
- 2013年03月 (13)
- 2012年10月 (1)