★財産を分割するから無くなる、定期借地権で「田分け」にしないよう固定しよう。
◆相続で大事な事は、自分の家族血縁が末永く幸せで有り、自分と先祖があの世に言ってからも末永く幸せで有る事です。この二つが前提です。財産分割だけではないのです。
あの世に言ってからの幸せって本当にあるかどうかは経験してませんが、葬式で皆さん「ご冥福をお祈りします」と言っています。無意識で言っていると思いますが、「ご冥福とは」「冥土の幸福」という事です。
「ご冥福」は昔から普通に言っているし、先祖供養のお盆もあるしお年忌もきちんと決められているという事は、やっぱり死後の世界はあると考える方が自然です。
となると相続の基本は、財産分割だけでなく、先祖を如何に護るかという事が大事になってきます。
だから遺言書の中に祭祀を誰にするかを指定するのです。
祭祀の為の財産とは、位牌・仏壇・墓地など先祖のまつりごとを催すために必要なもののことです。
民法の相続の原則は、相続人間での分割ですが、祭祀財産が分割相続されると、祖先の祭祀をする時に不都合が生じてしまうので、民法には、「系譜、祭具及び墳墓などの所有権は、祖先の祭祀を主宰すべき者が承継し、相続の対象にはならないとの明文規定があり、 祭祀財産は、祭祀を主宰者する者である祭祀承継者に、相続財産とは区別され、この者一人に承継されます。
◆土地の一部は分けられないように固定しよう。
現代人の多くの発想は、「今だけ、自分だけ、お金だけ」と言われています。
「今さえ良ければそれで良い」という刹那主義、「お金だけ」有ればよいを拝金主義、「自分だけ」を自己中心主義と言いますが、今の世の中を見ると、このような考えの風潮が蔓延しているようにも感じられます。
これで相続財産の分割を行われたら、亡くなったお父さんやご先祖になんと云えば良いか
そう思いませんか。
◆お父さんの資産を遺産分割する場合は、子供達はちょうどお金がかかる時になっています。
子供(相続人)が40歳から50歳位で、亡くなったお父さんからするとお孫さんが大学とか、結婚とかでお金が要るときなのです。
そんなときに降って涌いた相続財産が転がり込む。直ぐに使い道が考えられます。
飢えたオオカミ(失礼)においしい肉を目の前に出せば喧嘩をするに決まっています。その息子達に自分が死んだときや先祖の事を考えよと言っても、無理があるのです。
だから土地が子供達に分割相続されたら、売却し現金化され使ってしまう事は当然なのです。
分割できないように、売却も出来ないように固定するのです。巷で言う税金を安くする相続対策でなく、分割できないように売られないようにしておくのです。
土地を20年以上売れない定期借地権にしたら、売却できないのです。借地権満了になった時は、長男の年令はそれなりの年令になっています。孫にお金がかかる時は過ぎてしまい、自分はそろそろ相続を考える年令になる、この時に始めて親や先祖の心が分かるのです。
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