★ これは正しいか⇒戸建賃貸はこれからの時代をリードする土地活用法だ。
最近の建築会社の宣伝や、税理士による相続対策の参考書によく書かれている次の話は、皆さんどう思いますか。
◆戸建て賃貸住宅は相続対策に非常に有効と言っている。
150坪の敷地に3棟の戸建賃貸を建て、兄弟三人に相続させると仮定しましょう。
長男は貸す、次男は売る、三男は自分で住む。
このように遺産が相続人三人が自由に使えるとなれば、絶対に相続でもめることはない。
○遺産分割だけを考えれば、兄弟が均等に不動産を相続し揉めにくいですよね。
この発想が出るのは、相続は法定相続割合で分けるものだとか、兄弟は均等に分けるものであるとの発想から来ていると思います。
しかし、この前提がまず問題です。この前提が占領政策による家系崩壊の洗脳なのです。
大事なのは分割のし易さではないのです。
将来この三人の兄弟が仲良く、そして不動産経営がうまくいくことなのです。
○相続が開始するまでは、賃貸物件として活用するのです。
不動産経営で大事なことは、経営が成り立つことです。
将来相続で分けることを前提として賃貸住宅を作った場合は最大ポイントが抜けてしまいます。
大事なことは借り手が必ずついて収益率がよいことなのです。
先日不動産仲介のミニミニさんの店長さんと話をしました。
豊橋での戸建て住宅の借り手は少ないとのことです。
なぜならば戸建てを借りる家賃位で住宅ローンが組めるからなのです。
また独身の若者や新婚世帯は戸建て住宅は選ばないと言うことから、貸家の経営自体がリスクを抱えることになります。
○相続対策と財産の運用はごっちゃにしない。運用が優先です。
相続財産は多く残した方が良いに決まっています。
相続対策をする事で財産を減らしたり、無くしたりすることは本末転倒です。
まずは財産運用をするならばそれを重視することです。
勿論財産分割のための準備は必要ですが、それは生命保険とか、現金預金、有価証券などの換金性の高いもので有ればどのようにも分けることが出来ます。
相続開始が何年先か判らないときに、分割優先の不動産経営はあまりお勧めできません。
○基本は長男が家を継ぐのです。そして財産を小分けにすると無くなります。
このブログで言いたいことは、単純にすべて長男に相続せよと言っているのではありません。
単純に兄弟は均等だと思うことをやめて欲しいと言うことです。
長男が老親を面倒を見たとするとどうでしょうか。
何で自分だけが、年寄りの面倒を見、先祖のお守りをし、正月やお盆の弟たちの里帰りの面倒を見るのかと思うかも知れません。
○自分の面倒を見て貰う長男夫婦をもっと大事にしよう。
当たり前です。一緒に暮らしていて、病気になったら最後まで面倒を見てくれるのが長男夫婦です。
この当たり前が判らず、マスコミに踊らされて兄弟は均等に遺産を分けるなどと言うから問題がおきるのです
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