★遺言書の下書きとしてエンディングノートを書いてみよう。
自分は元気だからとても遺言書を書く気にならないという人は多いと思います。
「遺言書を書いた方が良いですよ」と言っている私自身も、遺言書なんてまだまだと思っています。
日頃相続税の申告に携わり、いかに相続の遺産分割時に揉めるか、人間は年の順番に亡くなっていくのではない、いくら若くても有る日突然にお迎えが来ると言うことを体験で知っていても、自分だけはまだ死なないと思っているのです。
遺言書は大げさであり、とてもそんな気分にならない人であっても、「エンディングノート」という自分を振り返るための記録帳と思えば気が楽に書くことが出来ます。
まずはどんなことを書くのか。自分の今迄の人生で何を振り返ってみるのか。自分の事を記録として残すのは何か・・・等、まずエンディングノートを書いてみませんか。
★エンディングノートには次のようなことを書きます。
◆自分のこと
当たり前ですが、住所や生年月日。本籍地や今迄の引っ越し先などの歴史。
自分の名前を付けてくれた人、名前の由来、血液型や干支
自分の長所短所、好きな食べもの、好きな本、好きな音楽など。
学歴、職歴、資格、免許。
自分の思い出、夫婦の思い出、両親の思い出、兄弟姉妹の思い出、祖父母の思い出、子供達の思い出。家族親戚の連絡先。
知人友人の連絡先、家系図。
ここ迄でもなかなか書けないものです。でも自分の長い人生、もう少しで終わるかもしれない人生を振り返るにはとても良い機会になります。
またそれぞれの家族の思い出を書くことで両親に対する感謝の気持ちや、子供達一人一人の思い出とこの子達に財産争いはさせたくないなと言うことが、実感として心に思います。
家系図は相続の対象者や、自分が親の相続を受けたときのこと、子供達に叔父さん叔母さんや親戚を説明するには大変良い一覧表となります。
また代々長く続いている家系であれば、その歴史を子供達に話すことで家や先祖についての自覚をさせ、これだけ多くの人がいて自分がいるのだという感謝の念が涌いてきます。ちなみに自分が生まれてくるには、両親が必要。
両親にはまた二人の親がいて代々二人ずつが必要であり、自分一人は二人の親、二人の親には四人の親、四人の親には八人の親・・・・・
2×2× 2×2×2×=32 五代遡ると32人の親がいて
2×2× 2×2×2×2×2×2×2×2=1024 十代遡ると1024人の親。
その他には、医療・介護・葬儀・お墓・相続・財産等を書く項目があります。
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