旧家を訪れると、
道路から入り口に向かうゆったりした雰囲気、
そして、立派な門構え、
それに松の木がうねうねと時代を表している様子から、
思わず気後れしそうになるものです。
でも、「どうぞ。よく来てくださいましたね!」と迎えていただくと、
ホッとして思わず実家に帰ったような懐かしさを感じるのも確かです。
旧家の方々には、いわゆる「成金」のような尖った感じがありません。
何百年も変わらずそこに住み続けている落ち着き・風格と、
家を受け継ぎ、
次の世代に受け渡すという使命感で財産を守っている謙虚さを
感じることができます。
財産を相続しても、
一人で使ってしまうということは決して考えていません。
いかに増やして、
相続税を払っても家屋敷を手放さなくていいようにと、
いろんな事業をして、
周囲から観ると「なんて羽振りがいいのでしょう!!!」と
思ってしまうのですが、
食べ物や着るものはどちらかというと質素な感じがしますね。
何にも財産なくても、
日々楽しく暮らしていく方が随分ラクじゃん!
そう思うのは私だけでしょうか?
少子高齢化で、日本は大変なことになっていくので、財産を維持管理することには本当に頭が下がります。