日本の家族がバラバラになり相続争いがどんどん増えていく理由は、社会全体に日本が亡びるような仕組みが出来ているからだと思っています。これを治すにはとても困難ですが、エンディングノートの事を考えていて次の事を考えてみました。
イギリスの歴史学者・アーノルド=トィンビーは、世界史の中で滅亡した民族について研究し、その共通点を見つけ、次のように警鐘を鳴らしています。
世界の民族研究から「滅亡する民族の3つの共通点」
①自国の歴史を忘れた民族は滅びる
②すべての価値を物やお金に置き換え 心の価値を見失った民族は滅びる
③理想を失った民族は滅びる
これはまさしく今の日本の現実です。これをどうする事も出来ませんが、同じ事は家・家庭にも言えると思います。自分たちの先祖の歴史や人となりを残している家は続いていますね、井伊直虎をテレビでやっていますが、まさに歴史有る家でこれからも残っていくと思います。
まず私達も始めて見ませんか、エンディングノートは、次の世代に残すために作るのです。自分の家や先祖の歴史を書く事で上記①の対策が出来、全く違ったエンディングノートができあがるのです。また遺言書も財産をどう分割相続するという事だけ書くのではなく、心を付け加える事で上記②の心の価値を残す事も出来ます。そして上記③の理想は家訓そのものです。
親や先祖の生き方、理想をエンディングノートに書く事で、滅亡する家の共通点を除く事が出来ます。エンディングノートの名前を変えよう。