家系を護る田分けブログ
「相続対策は家が滅べば意味が無い、家系・先祖・子孫を護ることが最優先である」

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2018.09.07更新

マスコミで次から次へと家族関係がバラバラになるような情報が吐き出されている。
最近は「死後離婚」の文字があちこちで見受けられます。
一部のマスコミで「死後離婚」を取り上げると、それに対しての反応があちこちで発生します。
相続や結婚離婚の記事が多い女性誌、税理士、弁護士等の実務家、法律家、相続関係の本などで取り上げていくうちに、社会形成力が働き出していつの間にか、「死後離婚」もひとつの婚姻関係の常識となっていく。

 

「死後離婚」は法律用語ではなく「死後の離婚」を簡潔明瞭にした造語ですが、これだけでイメージが涌きます。
男女が結婚をするとお互いの親族とも婚姻関係が結ばれます。いわゆる義理の家族関係となります。その義理の関係は配偶者が亡くなっても継続し解消されないのが普通です。
では何故死んでから離婚するのか?

 

例えば妻であるAさんは、元々夫婦関係が悪く離婚を考えていたが、諸般の理由で離婚はしなかった。また夫の実家との折り合いも良くなかった。
その時夫が先に急逝してしまった。長男である夫が亡くなったので、Aさんが実家との付き合いをし義理の両親の面倒を見ることとなった。

 

とてもこれから先に義理の両親と付き合ったり、ましてや今後の老後の介護など出来ないと思っていた。どうしたら義理の両親や家族と縁を切れるか。
これが「死後離婚」なのです。

 

嫁が年老いた義理の両親の面倒を見るのがまだまだ当たり前の日本の社会では、Aさんのような場合にはとても苦痛となってしまいます。
義理の家族との縁を切れば、すっきり?として新しい人生がやり直せると、多くの解説本などに書いてあります。
2005年で1722件、2015年で2783件、2016年では4000件とも言われています。この様な記事がマスコミでどんどん出て来ると、この件数は益々増えるものと思います。

 

付き合うのがどうにも辛い場合は仕方ないとも思いますが、子供達孫達は親戚が減ることになり、日本全体では家族関係がどんどんバラバラになると思います。そして家族がバラバラになった国は消滅してきたというのが世界の歴史なのです。

 

死後離婚について

 

投稿者: 税理士法人あけぼの

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