家系を護る田分けブログ
「相続対策は家が滅べば意味が無い、家系・先祖・子孫を護ることが最優先である」

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2019.04.02更新

 均等や平等は何となく理解できましたが、実際問題としてどうも納得がいかない。
子供にケーキを分け与える時はお母さんはどうして不満がないように分けているのかな。

子供達にはそれぞれ言い分があり、同じ子供だから均等に分けるべきと云うのも一理あります。
しかし長男は身体が大きいから多めに、次男は甘いものが嫌いだから少なめに、三男は小さいから食べきれる大きさでと言うように、子供の体格や好き嫌いなどで公平になるように分けていませんか。

次男は次回おせんべいを分ける時は、ケーキが少なかった分だけチョット多めに分けるという事で、より公平性を保っていませんか。

そう言えばゴルフのハンディも全員が競技において、誰も同じ確率で勝てるようにと、競技を行う前にハンディを計上してますね。これが単なる均等・平等ではなくて、勝負の世界の公平なのだと思います。
勝負の世界には公平に勝てるようにしているものと、絶対的に強いものが勝つというものがあります。
相撲は強いものが横綱でありハンディはなく、競艇やボクシング等は重量制限を設けています。
オートレースもスタート位置が違う場合もあり、将棋は駒落ち、囲碁は置き碁など世の中は強ければよいというのでは有りません。また単純な均等・平等は弱肉強食の世界にも繋がり、人間社会はみんなが幸福となるようにあらゆるところでハンディキャップ制度が取り入れられています。

では相続財産を分ける時は「均等」「平等」が良いか、「公平」が良いか。
当然公平の方が後で文句は言われないし、喧嘩もしないですよね。
喧嘩をするのはどうも納得がいかない気持ちがあり、それが解決されず嫌な気持ちが長引いているからです。これが長引けば長引くほど、今度のお年忌は行きたくないとか、盆暮れの親戚の集まりもチョット気が向かないと言う事になるのです。

やはり「均等の世界」はあまり良いとは思われません、「平等、公平になるように」考えなくてはいけないと思います。(日本語の平等と公平の解釈が難しい所であります)

投稿者: 税理士法人あけぼの

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