この様に考えれば、死んだらお終い、葬式は簡単にして、墓は無く、また墓じまいをしようとかが、自分と先祖との繋がり根っこを切ってしまうことが解ります。根っこを切られた木や枝葉は栄養分が途絶え枯れてしまうのです。
俗に言う良い家系をイメージして下さい。日本で言えば天皇家や藤原家、徳川家、皆様方の地域の名家や旧家など。
これらの家で家族や親戚関係が面倒だという人は、殆どいないと思います。勿論中には家族を嫌っている人もいるかも知れません。でもしっかりした根っこと、幹があればこそ、これからの子々孫々の発展繁栄があるのです。
巷で言われている家族は面倒とか、先祖は祀らない、墓は要らない、家族だけの結婚式や家族葬は、幹である自分で木の根っこを切り、子孫である子供達に栄養分を与えないようにしていると思いませんか。
私たちはマスコミに騙されているのです、先祖が面倒だと思わされているのです。
確かに一部の現象だけを見れば親の介護も大変、親戚づきあいも大変、お年忌法要や親戚付き合いも大変など言い出したらきりがないくらい大変なのです。
しかしなぜ良い家系はその大変さを行っているのでしょうか、それ以上に何かある、それが自分たちの繁栄の基になっているというのを知っているからなのです。