法律は社会を変革する力「社会形成力」があり、法律で定めた社会が将来作られていくのです。従って法律の成立や改正はその国にとって非常に大事な事です。
私が税理士になり、職業会計人の集団であるTKC全国会の飯塚毅名誉会長とTKC中部会会長の柴田圭三先生のお二人に多くのことを教えて頂きましたが、特に法律の社会形成力のことを強く言われました。社会を変えるのは法律であり、正しい法律を制定することによりよりよい社会が出来るのだと。
けいせいりょく【形成力】を辞書で調べると、① まとまったものにかたちづくることのできる力。② 形成判決が確定した結果として、ある法律状態の変更を生じさせる効力。当事者だけでなく一般に広く第三者にも及ぶ。創設力。とあります。
社会を変革するには法律を変えると言うことであり、それにより日本という国の国民の考え方が変わり、良い法律であれば国は良くなり、悪い法律であれば、国を荒廃させたり、国を支配できると言うことになります。また現代では法律だけでなく、マスコミや指導的地位のある学者や作家などを含めたところの複合の力で社会を変革させようとしています。
戦後民法が改正されましたが、その法律が将来的に日本の家族を破壊し、その結果日本という国をも破壊する罠が仕組まれているとすれば、法律改正後70年を経過した現在あちこちで相続争いから家族が崩壊する結果を見れば、間違いなく仕掛けた罠が成功したと感ぜざるを得ません。