相続担当スタッフブログ

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2014.01.20更新

「時価」。私は慣れていないので、値札の無いお寿司屋には今でも一人では入れません。寿司屋の会計の時に「えっ!ごめんなさい。手持ちがないので払えません。明日払いますので、免許証でも置いて行ったら良いですか・・・」なんて想像しただけでもドキドキしてしまいます。でもお寿司は食べたし。そんなニーズから回転寿司というスタイルが繁盛しています。
これと良く似ているのが相続税。申告をさせて頂くときに、「どれくらいかかりますか」って、恐る恐る聞く方がみえます。相続税額がいくらか、わからないで生活しているのは、まさに時価と書かれたネタを食べているようなもの。イザ相続税の支払いの時になってもう「少し安くすることは出来なかったのか」と後悔しても時すでに遅し。こんなに高いのだったらもう少し安いものを食べておけば良かった!!

相続財産は誰がみても金額がわかる現金や預金だけでなく、土地や自社株など価格がわかりにくいものもたくさんあります。特に自社株は評価方法が複雑なうえに、毎年価格が変わるので評価額を認識することが非常に難しい財産です。また、市場性がないので、この財産は相続でもらっても現金化しにくいのが実情です。価額がわかりにくい、毎年変化する、イザという時に思わぬ金額となるなど、まさに「時価」の王道ともいえましょう。

☆寿司屋の時価から回転寿司へ

そこで、私どもの会計事務所では、法人のお客様には決算ごとに株価がいくらになっているかお知らせするサービスに取り組んでいます。時価と書かれたお寿司屋から回転寿司の明朗会計へ。安心して次の世代に会社や財産を引き継ぐことができるようにするためには、まずは「今いくら」を知ることが第一歩と考えています。
                                              
松本 浩康

投稿者: 税理士法人あけぼの

2014.01.20更新

父が亡くなってから、約5年が経ちます。父の葬儀の時、親戚をどこまで葬儀に呼べばいいのか、また誰が親戚なのかわからず連絡をどうしたらいいか、困ってしまいました。このとき家の家系図があれば助かると思いました。

戸籍が無くなる!!
 知っていますか? 除籍謄本の保存期間が法律で150年(平成22年に改正それまでは80年でした)と定められていて、それを過ぎると廃棄することがあるそうです。(各市町村によって対応が違います)今から150年前は西暦1864年です。明治維新が1868年ですから明治初期に除籍になった戸籍は廃棄される可能性があります。自分の家系が3代ぐらい前まではわかりますが、それより前は不明になってしまいます。また、大震災などで役所が消滅してしまうことによって、失う場合もあります。

自分のルーツが消えてしまいます!!!

  ただでさえ、先祖を敬うことが失われつつある現在、自分の先祖がわからなくなると、より考えなくなり、葬儀を始めいろいろな冠婚葬祭等が自分たちだけが良ければと言う個人主義になってくるように思います。

家系図作成のメリット !!

 平成27年より相続税の基礎控除額が現行の6割(定額控除3,000万円+法定相続人数比例控除1人600万円)になることが決まっています。それにより現在より多くの方が、相続税の対象になると思われます。また、離婚、再婚が別段特別なことと見られなくなってきた現在、家庭が複雑化してきています。過去の相続の案件でも相続が始まってから、相続人に自分の知らない相続人がいることがわかったケースがあります。相続をスムーズに進めるためにも家系図を作りましょう。

  でも一番重要なことは、自分の先祖を知ることによってご先祖様を大切にし感謝し、子どもたちにそれを伝えることにより子どもたちにもその心を伝える。それにより家族を大切にし、親戚とも親しくつきあうようになることだと思います。
松井 稔幸

投稿者: 税理士法人あけぼの

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