家系を護る田分けブログ
「相続対策は家が滅べば意味が無い、家系・先祖・子孫を護ることが最優先である」

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2019.10.10更新

相続対策の依頼を受けたお客様の自宅で話をしていると、家の奥から家系図を出してきて嬉しそうに先祖の話をされたのです。江戸の初期から伝わる家系で古そうな和紙に名前が書かれているのです。

この家系図という現物がある事で、代々の人々が先祖を守ってきたのです。代々の人が守ってきた古びた家系図の現物があるから、そこに多くの人の想いが込められているのです。
話す言葉には言霊が入っていると言われますが、家系図にも思いが入っているのです。

代々続いている家系は家系図をつくっているのではなく、家系図をつくったから家系が守られてきたと思うのです。家系図を作ると先祖からの思いを後世に伝えようとする気持ちが自然にわいてきます。
私も自分で作るつもりで計画をしていましたが、結局時間がなくて行政書士に作成をお願いしました。
いまそれを元に先祖がどのような人であったかを、どうして調べようか思案中です。
元はといえば父親が生きている23年以上前に家系図の作成を一緒に作ろうと言っていたのに、ついつい伸ばし伸ばしになってしまい、結局父親の生きているうちにできず、いま困っているのです。
早く作って先祖のことを少しでも記録しておくことが大事だと今になって大反省をしています。

 

投稿者: 税理士法人あけぼの

2019.10.08更新

 皆様は有名人の墓参りをしたことがありますか。また観光で神社仏閣に参詣されたときそこに祀られている有名人のお墓に参詣した人は日本人ならほとんどです。
日本だけでなく世界中にお墓があり、特に王族や豪族など権力者のお墓が大きく立派なのはなぜでしょうか。
死んでから権力を見せつけても意味がなく、そこから生き返るという迷信も埋葬品の価値から見ても疑いたくなります。そうではなく子孫繁栄の基礎であると考えた方が納得できます。

人間死んだらお終い、すぐに直葬で、骨は散骨し、お墓は墓じまいで、合同墓にしてお参りにも行かない。
こんな風潮がはびこっていますし、マスコミでそれらを煽ってもいます。
お葬式も安い方が良いと簡素化し(従来のぼったくり的葬儀社が良いのではありませんが)、また家族だけで見送り、どうせ死んだら終わりだからと云って墓じまいをすると一体どうなるか。

墓じまいをすることで先祖を忘れることになります。先祖を忘れると言うことは先祖に感謝先祖供養をしないことです。大きな木があるとします、根に水をあげないと徐々に弱ってきて最後は枯れてしまいます。先祖と自分、そして子や孫は全てつながっているのです。
根幹枝葉と同じです。水分は根っこから吸収するのです、根を切る墓じまいは徐々に子供孫を枯らしていくのです。
なぜ権力者や先祖代々続いている金持ちが、いかにお墓を大事にしているか、そこに代々続く秘密があるのです。

投稿者: 税理士法人あけぼの

2019.10.02更新

「自分はどこからきたのだろう?」と考えると、私の若いときのテレビドラマを思い出します。
相続を考える年になった皆様もご覧になったことがある方も多いと思いますが、「ROOTS」という番組です。その中で黒人の老人はこのように言ったのです。

昔のことを忘れるな 覚えていて子供たちに伝えるのだ
ここで生まれた黒人は根なし草だ  アフリカ人でもなく、まして白人でもない
まるで故郷を持たぬ新しい部族のようだ 故郷を知らないから自分すら分からないんだ

「ROOTS」は、1750年〜1880年が舞台のドラマで、黒人少年「クンタ・キンテ」が突然奴隷としてアメリカ大陸に連れて来られ、白人からの差別に耐えながらも、アフリカ人としての歴史や誇りを子供や孫の世代まで伝承し、末代まで子孫達が自分のルーツを忘れずにたくましく生きて自由を勝ち取っていく、1977年のアメリカで社会現象になるほど大ヒットしたドラマです。
「故郷を知らないから自分すら分からない」という台詞は、自分たちのルーツがアフリカだったことを知らなければ、自分が何者かすらもわからない、という意味です。つまり自分のルーツを忘れずに、子孫に語り継ぐ大切さを主人公のクンタ・キンテに伝えているのです。
これこそが家系図なのです。

家系図をつくることでこれを子供や孫が見て自分のルーツを知ることが出来、家族の歴史や親戚縁者も判り、家を考えることが出来るのです。またこれを繋ぐ事で未来の子孫に託せるものが出来るのです。
家系図はバラバラになる子孫をつなぐ血縁という流れを伝える歴史書なのです。

投稿者: 税理士法人あけぼの

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