相続対策の依頼を受けたお客様の自宅で話をしていると、家の奥から家系図を出してきて嬉しそうに先祖の話をされたのです。江戸の初期から伝わる家系で古そうな和紙に名前が書かれているのです。
この家系図という現物がある事で、代々の人々が先祖を守ってきたのです。代々の人が守ってきた古びた家系図の現物があるから、そこに多くの人の想いが込められているのです。
話す言葉には言霊が入っていると言われますが、家系図にも思いが入っているのです。
代々続いている家系は家系図をつくっているのではなく、家系図をつくったから家系が守られてきたと思うのです。家系図を作ると先祖からの思いを後世に伝えようとする気持ちが自然にわいてきます。
私も自分で作るつもりで計画をしていましたが、結局時間がなくて行政書士に作成をお願いしました。
いまそれを元に先祖がどのような人であったかを、どうして調べようか思案中です。
元はといえば父親が生きている23年以上前に家系図の作成を一緒に作ろうと言っていたのに、ついつい伸ばし伸ばしになってしまい、結局父親の生きているうちにできず、いま困っているのです。
早く作って先祖のことを少しでも記録しておくことが大事だと今になって大反省をしています。