家系を護る田分けブログ
「相続対策は家が滅べば意味が無い、家系・先祖・子孫を護ることが最優先である」

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2018.08.30更新

自分のお寺のことを菩提寺(ぼだいじ)といいます。
菩提寺の“菩提”とはさとり、めざめを意味する梵語(サンスクリット語)です。
つまりさとり、めざめのために建てられたお寺を菩提寺といい、家族や親類、また縁の深かった人などがどうかお釈迦さまのようにさとれますように、めざめられますように、こうした人々の切なる願いによって建てられたお寺が菩提寺なのです。

 

日本にはもの凄く多くのお寺があり、そのお寺ひとつひとつに建てられた理由があります。天皇が国家護持の祈願のために建てたお寺、権力者が特定の人のためだけに建てたお寺、そして、宗祖である法然上人とか、弘法大師などの教えを広めるために建てたお寺もあります。
そしてもっとも一般的である、先祖を弔うためのお寺があります。
一般的には菩提寺というときは、先祖代々のお墓があって、法要を営むお寺ということです。

 

では有名な家の菩提寺はどうなっているかをネットで調べました。当然書き切れないほどのすごい量が出てきました。この人達はなぜ菩提寺をつくったのでしょうか。現在は先祖供養しているのか、将来は墓じまいをするのか、葬儀は通夜を省略して直葬にするのか・・・
絶対に今のマスコミの流れにはしないでしよう。
先祖供養の大事さを知っているのと、自分たちが今あるのは先祖のお陰と言うことを知っているのです。だからこれからも菩提寺やお墓を護っていくのです。

 

マスコミの言う墓じまいや散骨等先祖は捨ててもよいという風潮は絶対に子供孫を不幸にします。
勿論今のお寺やお坊さんの姿や葬儀業界の不透明さや費用などから見れば問題もありますが、見るべきものはそこではないのです。先祖を敬う気持ち、感謝の気持ち、血の繋がりなど自分と親や先祖の思いなのです。

 

家系・祖先・お墓について

投稿者: 税理士法人あけぼの

2018.08.28更新

我々庶民は金持ちや名士、権力者に憧れることはないだろうか。憧れると言うよりはある程度の金持ちになりたい、家族みんなが元気で幸せになりたい、その為に仕事をし蓄財をし、子供に教育をし、将来不安のために生命保険等準備しているのではないか。

 

今の生活を考えたときに、墓じまいしたり直葬をしたりの先祖はまずさておいて、自分と子供の繋がりは最大重要なことです。その生活を幸せにしたいと思って蓄財やら子供の教育に熱心になっているのではないでしょうか。そこでなぜか親や先祖のことを忘れるというか、面倒だと思ってしまっているのです。本当はここが一番の問題なのです。

 

よく言われることは「人生は木と同じだ、自分が幹であり、親や先祖は根っこ、子供や孫は枝葉」だと。自分と子供が幸せになりたいと一生懸命に仕事をしていますが、親や先祖には気を向けていない人が多いのです。それではこの木の方程式から考えると、枝葉を繁栄させるにはどこに水をやるのか、当然ですが根っこです。根っこに水をやらなくて枝や葉っぱに一生懸命水をやっても、木は生長しないのです。
その原理原則を忘れていればいつ迄経っても幸せは来ないのです。

 

根っこ(先祖)に水をやる、では金持ちは先祖のことをどうしているのか。墓じまいをしているのか。
金持ちになりたければ金持ちのやっていることを真似すべきだと思います。

 

家系・祖先・お墓について

投稿者: 税理士法人あけぼの

2018.08.24更新

これは日経ビジネス8月6日号のスペシャルリポートのタイトルである。
先日社会形成力のことを書き、マスコミに惑わされるな、自分を護るのは自分ですと書いた。
その後この記事を見た。日経ビジネスと言えば日本の多くの経営者やビジネスマンの読む代表的な経済誌である。発行部数19万部といえばまさしくこの本によって日本は変わっていく、形成力そのものと言えます。

 

この本に「守る人がいなくなりうち捨てられる墓、通夜も弔問客もない葬式」とかいてあれば、そうなんだもう墓は要らないのだ、葬式は通夜もしなくて家族だけでよいのだ、それが社会の中の流れなんだと思わせるのがマスコミの社会形成力なのです。
葬儀を価格で比較し、業者の利益率が高すぎる、葬式業界の透明化明朗会計をマスコミで追求する。
ここには通夜葬儀の「個人との最後のお別れ、魂の叫び、冥土に旅立っていく個人の思いなど」はない。もちろんそれらを言葉にすることは難しいから仕方がないかとも思うが。

 

「なぜ海に骨をまくのか、墓を守っていく事は本当に大変である、散骨という選択肢がある時代が来たことがありがたい」と書かれ、17年は散骨は10000件に達したとある。
これで海に散骨をする抵抗が少しずつ薄れてきて、勿論そこにビジネスチャンスと参入する業者もいてますます日本の先祖を思う心が消滅していくのかと心配になります。

 

先祖と自分という絆がなくなると、社会の先人と現在の人々という繋がりもどんどん希薄となり、過去現在未来と思想や文化、社会そのものが繋がりがある事を忘れ、今だけ自分だけ考えればよいという風潮が強くなります。
これで世界の歴史から日本が消されてしまうことになると考えるのは大袈裟であろうか。
戦争で負けて、日本を潰し消し去ろうという動きがある事をどこかで読んだ事があります。
最近のマスコミの動きは底流に日本と日本人を消滅させようとの動きがあると考えるのは考えすぎであろうか。

 

遺骨の管理について

投稿者: 税理士法人あけぼの

2018.08.21更新

  麻原彰晃と同じように考えてはいけないが、海に散骨と聞いてA級戦犯の東条英機の遺骨のことを思い出しました。私の住んでいる近くに蒲郡市の三ヶ根山スカイラインがあります。あまり有名ではないのですが、ここに東条英機、板垣征四郎、松井石根、木村兵太郎、土肥原賢二、広田弘毅、武藤章の7名のA級戦犯の遺骨が「殉国七士廟」としてお祀りされています。

 

A級戦犯たちは昭和23年12月23日、(当時皇太子殿下であられた今上陛下のお誕生日です。)七士は絞首刑され、その日に横浜市久保山の火葬場で火葬されました。

遺骨はGHQによって 英雄崇拝の対象になるのを恐れて海にばら撒くという計画でした。
海に散骨される前に何人かの者が夜中に火葬場に忍び込み、遺骨を回収したそうです。
遺骨は一旦熱海に隠し保管した後、三ヶ根山に持ち込まれました。そして1960年、ここに殉国七士廟が完成したのです。

 

遺骨というのは最近では散骨とか樹木葬とか、また墓じまいや千のかぜにのっての歌のように軽々しく取り扱われる風潮がありますが、本当は大きな意味があるように思えます。
相続とは財産分割をすることのように思われますが、先祖からの思いや意味をを考えてみたいものです。

 

 

遺骨の管理について

投稿者: 税理士法人あけぼの

2018.08.16更新

遺骨は一般的な財産と同じような所有権の対象となるものでないという考え方がありますが、裁判例などでは、祭祀を行う祭祀主宰者が管理するものであるとされています。


先日死刑が執行された麻原彰晃死刑囚の遺骨の問題はどうなったか。
遺体引き渡しを求め妻らが要求書「祭祀の対象」として妻などの相続人に引き渡すよう報道されたが、結果は火葬にされ東京拘置所が当面は保管し、本人の要望であった四女が引き取るのか?。
報道によると四女の弁護士は、信者からの神格化などの問題もあるので海に散骨したいと話していたそうです。
一体どうなるのでしょうか。マスコミ報道だけで考えると、すでに廃人と同じようになっていた麻原彰晃元死刑囚が四女を本当に指定したか疑問のように思えます。

これが特別な人だから問題になるのか、一般の我々も遺骨引き取りのトラブルはあるのでしょうか。
今は墓じまいなんてことがあるので引き取りたいと言うより、受け取りたくはないというのでしょうか。
兄弟間で宗派の違いがある場合には、どの兄弟でも両親や先祖は同じであり、何人かで祭祀をしたい場合には分骨と言うことも考えられます。

流行した歌で「千の風になって」というのがあり、「私のお墓の前で 泣かないでください そこに私はいません 眠ってなんかいません」という歌詞があり、墓地のお参りが減ったなんてことを聞いたことがあります。お墓は何のためにあるのでしょうか。相続税の申告を三十年もしていると、先祖を粗末にしていると子孫が発展しないような気がするのは私だけでしょうか。
墓じまいや海に散骨などはやめた方が子孫のためになると思います。

 

 

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投稿者: 税理士法人あけぼの

2018.08.10更新

法律や裁判の判決により市民相互の法律関係を変えること、社会を変える力を形成力と言いますが、法律だけでなくマスコミを含め社会を変える力を広く形成力と考えます。
なぜ突然難しい言葉を出したかというと、法律やマスコミによって私達の考え方が変わってくると云うことですが、それが本当に良いことか、社会に合わせたり流されることが自分や子孫の幸せに結びつくかと言うことを考えさせられます。

 

次のようなことは当たり前になっていますが、本当にそれが良いことでしょうか。
一般的な遺言書を書くことで「相続は財産の分割である」ということを意識づけられ、「家に縛られるより個人の幸せだ」とマスコミで教えられ、「法定相続割合で子供は均等である」と財産争いのタネをつくられ、「直葬や散骨や墓じまいのマスコミ報道」で先祖からの分断をさせられ、「弁護士や税理士等から権利の主張を教えられ」権利を主張するのが当然との考えになり等々、いろんな処からの情報や教えで自分中心の生き方になっています。
これが本当の幸せか、感謝とか思いやり、慈悲の心が幸せに直結すると言うことが忘れられている。


だからいつも争いの中で自分の利益を得ながら不幸になっているのが現代人の気がします。

 

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投稿者: 税理士法人あけぼの

2018.08.06更新

現代の風潮で先祖の遺骨を海に散骨する人がいます。また墓じまいなどもマスコミで取り上げられています。こんな事をすると先祖からの繋がりが切れて、自分はともかく孫以降の子孫が根無し草になります。


詳しくは書けませんが、昔から代々続く良い家を見れば分かります。必ず先祖を大事にしています、お墓も護り、葬式やお年忌も大事にしています。これは意味があるのです。マスコミや世間の風潮に惑わされると、先祖を大事にせず、自分も子供孫から見れば先祖であるので、大事にされないと言うことになる。そして家系が続かず落ちぶれていくのです。先祖という根っこがないため運とか縁という栄養分の補給が途切れるのです。

 

先祖のお墓を守り、供養するという子孫の仕事があるのです。これを行うの者のことを、法律では祭祀主宰者と言い、遺言書で祭祀主宰者の指定をすることで自分が先祖を護るのだという意識を持たせることが大事です。遺言で指定しても墓じまいをしてしまうかも知れませんが、少なくとも護って欲しいという気持ちを伝え残すべきです。

 

【民法897条(祭祀に関する権利の承継)】
1.系譜、祭具及び墳墓の所有権は、前条の規定にかかわらず、慣習に従って祖先の祭祀を主宰すべき者が承継する。ただし、被相続人の指定に従って祖先の祭祀を主宰すべき者があるときは、その者が承継する。
2.前項本文の場合において慣習が明らかでないときは、同項の権利を承継すべき者は、家庭裁判所が定める。

 

遺骨は一般的な財産と同じような所有権の対象となるものでないという考え方がありますが、裁判例などでは、祭祀を行う祭祀主宰者が管理するものであるとされています。

 

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投稿者: 税理士法人あけぼの

2018.08.01更新

77歳の男性の相談で遺言書を書きたいとのことでした。


内容を伺っていく中で「生命保険がないようですが、加入してないのですか」と質問したところ、既に満期が来て現在は何も加入してませんという回答でした。
一般的には高齢になれば満期が来てしまい生命保険はそれで終わってしまいます。
相続税の基礎控除が下がり多くの方が課税対象となっています。
少し広い自宅と金融財産があれば相続税がかかってしまいます。そこで生命保険の500万円控除がもの凄く重要になるのです。
もう年だから高齢だから生命保険に加入できないと思っている方が意外と多いのです。

 

いまは高齢であっても加入できる生命保険があります。
預金などの一部を生命保険会社に移すだけで、生命保険の非課税枠(相続人一人当たり500万円)が使えます。
例えば1000万円を預金から生命保険に変えるだけで、この1000万円は非課税になり、相続税が最低でも10%の100万円が節税になります。
定期預金の金利は0.03%程度です。預け先を変えるだけです。是非高齢の方は生命保険は満期で終わったと考えず、加入を検討して下さい。
また女性の方も夫の相続があった場合には相続財産が一気に増えます。となれば相続税なんかかからないと思っていても、課税される場合が多くなります。今のうちに自分の生命保険の加入もしておくべきです。

 

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投稿者: 税理士法人あけぼの

2018.07.26更新

相続税の申告をする時に検討するのは、父が亡くなり相続があった場合、次の母が亡くなったときの相続税を計算し二人合わせた総額はどちらが多いか?。
最初の相続を一時相続次の相続を二次相続といい、高齢の両親の場合は、一次と二次の相続全体を考えて一次である父の相続の分割内容を検討します。

 

一般的には小規模宅地や基礎控除を計算すれば、父の一次相続でなるべく相続税が安くなるように
配偶者である母に一定額を相続します。
配偶者控除がありますので、相続財産の2分の1か1億6000万円までは相続税が掛かりません。
しかし配偶者はその時受け取った相続財産と自分の元々の財産を加えて自分の時の相続税の申告となります。元々の配偶者の財産が多い場合には一次相続分が加算されるためより高率の相続税率となります。

 

ただしその時は税金だけでなく、母の時の相続人の争いを予想しなければなりません。
父親の相続寺はまだ母親が生きているから兄弟もあまり主張はしませんが、母の時はこれで最後だと思って財産分けの主張が大きくなることがあります。
従って税金が安くなる事を優先するのではなく、次回の時にスムースに行くような分割協議が大事となります。具体的にどうするかは状況次第で大きく変化します。
今行っている案件では配偶者控除など一切無視、父親の相続では母である配偶者には一切相続しないこととしました。

 

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投稿者: 税理士法人あけぼの

2018.07.20更新

自分はどこから来たか、一体自分とは何なのかなどは心の奥底の問題であるが、大事なことであります。これが無いと心が安定しない人もいるし、心の不安が酷い場合は病的になる人もいます。
だから自分探しをしている人の何と多いことか。
1977年の米国テレビドラマのルーツ/ROOTSは、黒人奴隷問題を描き、世界的に社会現象を起こした、そこから40年後の去年新たに制作された「ルーツ」の新シリーズが、再びスポットライトを当てているようです。

 

我々にとって、その自分のルーツが最初に分かるものが先祖の土地なのです。しかし親の残してくれた不動産を相続しても、たいした財産価値がないばかりか、毎年の固定資産税や草取りなどの管理も必要になったり、相続登記費用すら勿体ないといって登記をせずほかってしまう人もいます。

 

国土交通省の「所有者不明土地の実態把握の状況について」http://www.mlit.go.jp/common/001207188.pdfによれば、不動産登記簿上での所有者の所在が確認出来ない土地の、全国の所有者不明率は20.3%、所有者不明の土地面積では、約410万haに相当するとのことです。面積は何と九州の土地面積:368万haの1.11倍なのです。

 

これでは自らが、自分のルーツを捨てていると言うことであり、今は目先の費用の損得を考えて損をしないようにしたつもりが、その後の子孫の誰かの心の問題となる危険性があります。
現在は相続不動産の登記の義務化はされていませんが、法改正が検討されています。
これは登記簿の事務上とか、所有者不明土地問題や空き家問題としてではなく、日本人の根本の生き方の問題としてとらえて法改正をすべきと考えます。

 

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投稿者: 税理士法人あけぼの

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